水琴ブログ

四日市高校同窓会でお話させていただきました。

三重県立四日市高校は、進学率が伸びた高校として京都市立堀川高校と並んでサンデー毎日www.mainichi.co.jp/syuppan/sunday/news/20060411-182236.htmlで取り上げられました。どちらも公立高校。格差のあるところに平等思想は生まれ、平均化された世界で個性は重要視される。個性が発揮される社会で革命は起きる。個性が大切にされている現象として捉えるとすれば、進学率の追求には両校とも進まないような気がするし、そうあって欲しいと思います。四日市の街中で水琴窟のお話をさせていただき、6車線の信号の無い横断歩道で1人の老人が渡ろうとしたときに6台の車が一斉に止まって老人の横断に道を譲った光景が思い出されました。四日市の市民はのんびりとした山と海に守られた市民であったし、これからもそうなのではないでしょうか。京都に住むようになって20年がたとうとしていますが、言語で人に譲る京都文化。負けるが勝ちよと子供に教えるお母さんの姿が路地にはありました。分かち合う心、譲り合う心、励ましあう心、そういう豊かな人間性の先に集団をリードする人間が形成されていって欲しいものだと改めて思いました。水琴窟の音は、懐かしく優しいもののようではありますが、鈍感になった感性を一瞬で蘇らせる実は革命の音なのです。

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