水琴ブログ

守谷市長龍寺様に水琴窟ついに完成!

平成18年10月27日茨城県守谷市曹洞宗長龍寺様に水琴窟が完成しました。寄贈された古谷様は、こだわりの人。何度も京都へ足を運んで頂き、お気に入りの音探し、そして本場鞍馬でお気に入りの鞍馬石の手水鉢を見つけ、念願の水琴窟を完成。「従来の水琴窟は、100回に1度良い音がするかどうかだったからその音を探した。いい音がずっと出ることはそのロマンがないのでは。」いい音がしないことが水琴窟の本質か?。では、いい音とはなんぞや。音は人の心の活動を能動的に変えます。音を探しにいく。試練の道をたどってお気に入りの音と出会う、そして次の瞬間その音は無くなっている。幻の至福の瞬間を心に留める。それも楽しみ方の一つである。あるいは、美しい音の連続の中にその音の変化を探す。変化の中に自然の姿を見つけ出す。無常の世界がそこにはある。これも楽しみ方の一つである。いい音の基準はその人の心の中にあって、時と共に変化する。しかし、「楽しみ」を越えた本物の水琴窟は、喧騒な世界で生活する人にとって大自然のエネルギーを与えるもの。好みを越えて人の心を癒す最上の音楽であって欲しいとあらためて思いました。禅寺にふさわしいやり取りの後に出来上がった水琴窟に古谷様もご住職も大満足していただきました。長龍寺の水琴窟は、これから末永く美しい音を奏で、関東の人を癒し続けてくれるのではないでしょうか。一度立ち寄ってみてください。
長龍寺(守谷市百合ケ丘2-2555)つくばエクスプレスで守谷駅下車徒歩5分。(秋葉原から約40分)

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